サッカーを経験したことがある人なら誰もがサッカーの基礎として最初に習うリフティング。しかし、サッカー経験者でもリフティングは好き嫌いが別れます。リフティングが苦手な人や嫌いな人は「なんでリフティングを練習しなければいけないの?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
今回はサッカーの基礎とも言えるリフティングの効果と上達のポイントについて紹介していきます。
目次
リフティングの効果
私は小学校から高校までサッカーをやっていましたが、リフティングはずっと嫌いでした。嫌いな原因の一つには苦手だったからというのもあります。しかし、サッカーを続けていると少しずつ上達していきます。リフティングの本質を頭と体の両方で覚えるとサッカーがより楽しくなり、技術も一気に上達します。私自身、もっとリフティングを追求していればリフティングも楽しく練習できただろうなと後悔しています。
実際にリフティングには少なからず以下の効果があります。
1.ボールコントロールの技術UP
基本的にサッカーはパス・ドリブル・シュート、どれも全てボールをトラップしてボールを蹴るという動作になります。それらはリフティングが左右するといっても過言ではありません。また、リフティング自身も自分一人でやる練習なのでボールを蹴る高さや強弱などボールコントロールが必要となります。
2.ボールをシッカリ見れるようになる
初心者の方やリフティング(サッカー)が苦手な方の多くはボールを最後まで見れていません。それが原因でボールを蹴るタイミングやミートがズレてしまい、リフティングが続かない場合がほとんどです。なので、リフティングのポイントはボールを最後まで見ることです。これはリフティングに限らず、サッカーをやる上で重要なことの一つです。
3.ミートさせる技術の上達
リフティングではボールを蹴る力は必要ありません。足に当てるだけで十分です。そこで重要なのがボールの芯をとらえること。サッカーボールに限らず球体であればとらえる芯は同じなので、様々なボールを使ってリフティングをやってみると良いでしょう。私は高校時代、テニスボールを使ってリフティングをしていました。ボールが小さければ小さいほど技術が向上しますよ。
4.ボールタッチが繊細になる
リフティングの上達はそれまでボールに触れてきた時間の積み重ねです。それによって繊細なボールタッチが身につき、一つ一つの動作が柔らかくなります。これは「トラップ」や「ドリブル」で活かされます。
5.ボディバランスが良くなる
リフティングではボールを落とさず続けるので、常に体はどこにでも動けるような状態にしておくのがポイント。また、ボールを蹴ったりトラップをする際には片足になるのでボディバランスも自然と身につくでしょう。
6.集中力・精神的持久力がつく
リフティングを数百回、数千回…と長く続けるためには集中力や精神的な持久力が欠かせません。一人で行う練習だからこそ、こういったところでレベルの差が出ますね。
リフティング上達のポイント
ポイント1 「片足で◯◯回」やってみる
サッカーは手以外ならばどこでも使うことができるので、一般的にリフティングも色んな箇所を使えます。しかし、少しでも上達したければ自分の中でルールを決めるということが大切です。例えば、右足だけで100回などでも良いでしょう。リフティングにも慣れてきたらインサイドだけで◯◯回などとポイントを絞っていくとその箇所の技術上達にもつながります。利き足とは逆の足だけでのリフティングも良い練習になりますよ!
ポイント2 回数は気にしない
リフティングというと、「回数が多い人=上手い人」というイメージがあります。多くできるに越したことはありませんが、上で挙げた片足だけでやってみたり、体の色々な箇所を使うということが最も大切です。
おわりに
「リフティングが上手い人=サッカーが上手い人」というわけではありませんが、サッカーが上手い人でリフティングが下手な人はいません。なので、初めのうちは回数を気にせず体の色々な箇所を使ってボールに触れることがリフティングの上達はもちろん、サッカーの上達にもつながります。