スポーツにおける「声」の重要性

みなさんはスポーツ中に「声」は出していますか?
どんなスポーツにも共通して、声を出すことは精神的にも身体的にもそのパフォーマンスに影響を及ぼすとても重要なことなのでぜひ参考にしてみてください。

スポーツ・オノマトペとは

スポーツ・オノマトペという言葉はご存知でしょうか?
「オノマトペ」というのは「擬態語・擬音語」のことで、ハンマー投げで「ウガー!」と叫んだり、卓球でポイントを取った時に「サー!」とガッツポーズしたり、または「ボールにサッと入ってバーン!と打つ」といった様子を表現するときに使うのもスポーツ・オノマトペといいます。

このスポーツ・オノマトペがパフォーマンスの向上につながるというのは、スポーツ心理学や運動生理学といった面からも研究されています。
今回はその効果をご紹介したいと思います。

瞬間的にパフォーマンスを上げる

  • シャウト効果
    大きな声を出すことで、神経系における運動制御の抑制レベルをはずし、筋肉の限界値まで力を発揮させる効果です。
    ハンマー投げやテニスの選手が瞬間的に声を出すのがそうです。投げる瞬間や打つ瞬間に声を出すことで筋肉を限界まで使えるのです。

リズムやタイミングをとる

ソフトボールの上野投手はピッチングの際に、「ヨイショ」と言って、投球のリズムやタイミングをとっているそうです。

他にも跳び箱ができない小さい子供に、タイミングを取りやすくするために声に出しながら跳ばせる。といった指導法もあります。

声を出すということは息を吸って吐き呼吸するということなので、リズムに合わせることでタイミングよく呼吸ができる状態を作り出せるのです。
これは心肺機能を高め集中力の持続持久力の向上にも期待できます。

自分をコントロールする

声を出すことで「セルフトーク(独り言)」の効果や、思い込みや繰り返しによって「プラシーボ効果」、仲間からの声かけで励まし効果もあります。
これは自分が集中できる空間を作ることでパフォーマンス向上につながります。

また大声を出すと大脳の「ものを考える部分」の働きが著しく低下するため、余計なことを考えずに試合に臨むことができます。
試合前になると様々な不安に襲われるかもしれませんが、声を出すことで試合だけに集中できます。

周囲をコントロールする

これは主に団体競技の場合に言えると思います。

  • チームプレーにおける意思疎通
  • 円陣などでチームの雰囲気を作り出し、一体感を増す

試合中にポイントを取ったら声を出してガッツポーズするのは、自分だけでなく周りも盛り上げたり、相手にプレッシャーを与えることにもつながります。

まとめ

いかがでしょうか。「声を出す」といっても用途や種類は様々です。まとめてめると

  • もっとも力をいれる瞬間に声を出して筋力の限界まで引き出す
  • リズムやタイミングに合わせた発声で、集中力や持久力の向上に期待できる
  • 独り言やプラシーボ効果など、自己暗示によって集中できる空間を作る
  • チームで一体感を増したり、自分の周囲にも影響を与える

以上4点を理解して、今まで無意識に出してた「声」も、その意味や効果を知って意識して出してみてください。もちろん、周囲に人がいる場合はスポーツマンシップに則って迷惑行為とならないように注意しましょう。試合中に相手を罵倒したり挑発するといった行為となる発声もいけません。

部活動やクラブなどの環境ではガンガン「声」を使うことで、パフォーマンスの向上、そうすることで練習の質も上げていきましょう!

参考:
スポーツにおける”声出し”の重要性
「運動のイメージを生かした体育学習に関する研究 ~ 跳び箱運動を通して ~」

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